一人でスピッツライブ2023に行ってきた感想レポートまとめ【神奈川県横浜】
音楽の力って、本当にすごい。
特にライブはその魔法を体感できる場所。私は一人でライブに行くのが好きです。
友達とわいわいするのも楽しいけれど、一人だと自分のペースで深く音楽と向き合えるんですよね。
そんなわけで、今回はスピッツの2023年のライブ、Kアリーナ横浜での「JAMBOREE TOUR ひみつスタジオ」に一人で参戦してきました。
スピッツといえば、日本の音楽シーンに欠かせないバンドの一つ。
彼らの音楽は、どこか懐かしさを感じさせつつ、常に新鮮な響きを持っています。
私がこのライブに行くことを決めたのは、彼らの音楽が持つこの独特な魅力に再び触れたいという思いからでした。
この記事では、そんなスピッツのライブでの体験を、セットリストの感想、会場の雰囲気、メンバーのパフォーマンス、そしてそれが私の心にどのように響いたかを、臨場感たっぷりにお伝えします。
一人でライブに行くというのは、自分だけの特別な時間。
その魔法のような体験を、少しでも感じていただけたら幸いです。
【神奈川県・横浜】スピッツ2023ライブ「JAMBOREE TOUR ひみつスタジオ」の基本情報
- ライブ名：JAMBOREE TOUR ひみつスタジオ ’23-’24 “HIMITSU STUDIO"
- 開催日時：2023/11/11 (土)
- ライブ会場：Kアリーナ横浜 (神奈川県・横浜市)
- アーティスト：スピッツ
セットリスト
- めぐりめぐって
- ときめきpart1
- けもの道
- 跳べ
- 紫の夜を越えて
- 大好物
- チェリー
- スーパーノヴァ
- 手鞠
- i-O(修理のうた)
- みなと
- 楓
- サンシャイン
- 未来未来
- 夜を駆ける
- 俺のすべて
- 美しい鰭
- オバケのロックバンド
- 甘ったれクリーチャー
- 8823
- 涙がキラリ☆
アンコール
- えにし
- 不死身のビーナス
スピッツ2023ライブ（神奈川県・横浜・Kアリーナ横浜）の良かったところ
スピッツ2023ライブ（神奈川県・横浜・Kアリーナ横浜）に参戦して「良かったな」と感じたところをいくつかピックアップして紹介します。
スピッツの2023年の横浜公演は、まさに音楽の饗宴でした。
約2万人のスピッツファンが一堂に会し、バンドの魅力を存分に感じることができました。
セットリストは過去のホールツアーから大きく変更され、新鮮さと懐かしさが絶妙に交じり合っていました。
特に「めぐりめぐって」や「みなと」、「夜を駆ける」のような、ファンにとって特別な曲を生で聴けたことは大きな喜びでした。
もちろん、スピッツの代表曲である「チェリー」「涙がキラリ☆」、個人的に好きな「楓」を改めて生で聴けて感動したのは言うまでもありません。
Kアリーナ横浜の音響と光演出は、スピッツの音楽をより引き立てていました。
会場の設備は最新のもので、観客一人ひとりがバンドとの距離を感じることができるような工夫がされていました。
また、メンバーたちのパフォーマンスは36年のキャリアを感じさせるもので、特に草野マサムネの声はその日のコンディションが素晴らしく、美しい旋律を心地よく響かせていました。
アンコールでは、「えにし」と「不死身のビーナス」が演奏され、ファンの心をつかみました。
これらの楽曲はスピッツの代表曲ほど知名度は高くありませんが、昔からのスピッツファンには愛されている曲です。
この日のライブは、バンドの進化とともに、その不変の魅力を改めて実感する素晴らしい時間でした。
スピッツ2023ライブ（神奈川県・横浜・Kアリーナ横浜）の気になったところ
スピッツ2023ライブ（神奈川県・横浜・Kアリーナ横浜）に参戦して「ちょっと気になった…」と感じたところをいくつかピックアップして紹介します。
ライブパフォーマンスは素晴らしかったのですが、いくつか改善点も見受けられました。
特に、Kアリーナ横浜のライブ会場からの帰路は、かなりの渋滞が発生しました。
会場の出入り口の数や会場内の動線の確保など、より多くの観客を捌くための施設の改善が必要だと感じています。
また、その他にもトイレの少なさや出入り口の混雑など、会場設備の面で気になるところがありました。
音楽的な面ではスピッツのライブは常に高いレベルを保っているので、会場の動線が改善されれば、もっと楽しめるライブになることは間違いありません。
2023ライブで演奏された私が好きなスピッツの曲
スピッツのライブ2023・JAMBOREE TOUR ひみつスタジオ（神奈川県・Kアリーナ横浜）でも演奏された私が好きなスピッツの曲をいくつかピックアップして紹介します。
みなと
- アーティスト：スピッツ
- 曲名：みなと
- 作詞：草野正宗
- 作曲：草野正宗
スピッツの「みなと」という曲は、ただのラブソングではない、深い意味を持つ作品です。
この曲の最大の魅力は、その心に染み入るような歌詞とメロディーです。
まるで穏やかな海辺を歩いているかのような、優しさと温もりに満ちた音の世界に、聴く者は自然と引き込まれます。
草野マサムネの透明感あふれる歌声は、まるで心の奥底にある感情を優しく撫でるかのよう。
「遠くに旅立った君に 届けたい言葉集めて 縫い合わせてできた歌ひとつ 携えて」
というフレーズは、失った愛や遠く離れた大切な人への想いを繊細に表現しており、聴く者の心に深く響きます。
また、この曲にはスピッツならではの繊細さと力強さが共存しています。
穏やかでありながらも、どこか力強いメッセージが込められているように感じられるのです。
曲を通じて、草野マサムネはまるで私たちに「優しさとは、時に力強いものである」と教えてくれているかのよう。
楽器のアレンジも絶妙で、特にエレキギターのアルペジオの美しさは、この曲の美しさをより際立たせています。
メロディーの美しさはもちろん、ギターの音色がこの曲の雰囲気をより一層豊かにしています。
「みなと」は、静かながらも心に深く響く、スピッツの音楽の真髄を感じさせる曲です。
歌詞では「港」という漢字が使われていますが、タイトルはひらがなの「みなと」。
もしかすると「皆と」という意味も含まれているのかもしれません。
儚く、美しいメロディーと心に残る歌詞は、聴く者に深い感動を与え、何度聴いても新たな発見があるような、そんな不朽の名作と言えるでしょう。
楓
- アーティスト：スピッツ
- 曲名：楓
- 作詞：草野正宗
- 作曲：草野正宗
スピッツの「楓」は、ただのメロディアスな曲ではありません。
この曲には、失われた時間、過ぎ去った青春、そして変わらない愛情の深いエッセンスが込められています。
この曲が持つ繊細で情感豊かな歌詞は、聴く者の心の琴線に触れ、深い共感を呼び起こします。
歌い出しは、過ぎ去った日々を振り返りながらも、そこにあった大切な記憶を優しく包み込むような暖かさを感じさせます。
草野マサムネの声は、この曲の優しさと切なさを見事に表現しており、彼の歌声はまるで時間を超えた旅へと私たちを誘います。
曲のメロディーも、淡く切ない青春の感情を彷彿とさせるもので、聴く者の心に静かに寄り添います。
特にサビの部分での高音の伸びやかさは、失われたものへの憧れと現実への受容を見事に描き出しています。
また、スピッツの楽曲には常に感じられるバンドサウンドの調和が、この「楓」にも見事に表れています。
各メンバーの演奏はそれぞれが独立しつつも、完璧に一体となっており、その結果、聴く者を独特の世界へと誘います。
この曲は、単に過去を懐かしむだけでなく、進むべき未来への一歩を踏み出す勇気をも与えてくれます。
「さよなら 君の声を 抱いて歩いていく」
という歌詞は、過去を大切にしながらも、現実を受け入れ、前に進む決意を表しているかのようです。
「楓」は、スピッツの曲の中でも特に感動的で、時間を超えて多くの人々に愛され続ける名曲です。
この曲を聴くとき、私たちは自分自身の青春を振り返り、そこから得た教訓と美しい記憶を胸に新たな一歩を踏み出す勇気を得ることができるでしょう。
夜を駆ける
- アーティスト：スピッツ
- 曲名：夜を駆ける
- 作詞：草野正宗
- 作曲：草野正宗
スピッツの「夜を駆ける」は、その独特な雰囲気と深みのある歌詞で、多くのリスナーを魅了しています。
この曲の特徴は、まずその開始から感じられる緊迫感にあります。
イントロの鍵盤とアコースティックギターの音色が、静かな夜の街を歩いているようなイメージを思い起こさせ、そこに草野マサムネのクリーンで透明感のあるボーカルが加わることで、曲に独特の緊張感が生まれます。
この曲は、スピッツの持ち味である柔らかく心地よいメロディーラインとは一線を画しています。
ドラムの崎山龍男の疾走感あふれる演奏は、まるで夜を駆け抜けるような勢いを感じさせ、曲全体にダイナミズムを与えています。
また、歌詞の表現にも注目です。
「夜を駆ける」という言葉の選択には、草野マサムネの深い洞察と日本語への敬意が感じられます。
この一言で、ただの夜の散策ではなく、何かを追い求めるような情熱的なイメージが生まれるのです。
「でたらめに描いた薔薇色の想像図」や「滅びの定め破って駆けていく」といったフレーズは、刹那的でありながらもどこかロマンティックな情景を描き出しています。
これらの言葉は、聴く人によって様々な解釈が可能で、それぞれのリスナーが自分だけの物語をこの曲に見出すことができるでしょう。
個人的には、一般的な恋とは違う「叶わぬ恋」を描いているように感じる曲です。
「夜を駆ける」は、スピッツの音楽性の多様さを示す曲であり、バンドの持つロックの魂を感じさせます。
草野マサムネの声質とバンドの演奏が見事に融合し、リスナーを魅了する一曲となっています。
この曲を聴くと、夜の街を駆け巡るようなスリリングな感覚に包まれるでしょう。
その魅力は、聴くたびに新たな発見があり、何度でも耳にしたくなる不思議な力を持っています。
【まとめ】スピッツが好きなら一度はライブに行くのがおすすめ
音楽というのは、ライブでこそ真価を発揮するものですよね。
今回参加したスピッツの2023年ライブは、そのことを改めて実感させてくれました。
スピッツのライブの良かった点は数えきれないほどありますが、特に心に残ったのは、彼らの曲が持つ独特な雰囲気と、ライブならではの生のパフォーマンスの力強さです。
「めぐりめぐって」や「みなと」、「えにし」など、生で聴くとまた違った感動があります。
そして、Kアリーナ横浜の素晴らしい音響と光演出は、スピッツの音楽をより一層引き立てていました。
一人で参戦するのも、友達や家族と一緒に行くのも、どちらも素晴らしい体験になること間違いなしです。
もちろん、ライブには改善点もあります。
帰りの渋滞や会場のトイレの数など、些細な点が気になることも。
しかし、それらを上回るほどの感動と喜びをスピッツのライブで感じ取ることができるのです。
スピッツの音楽が好きなら、ぜひ一度は彼らのライブに行ってみてください。
一人での参戦も、ライブならではの魅力をじっくりと味わうことができる素晴らしい機会になりますよ。
彼らの音楽とともに過ごす時間は、きっと忘れられない思い出となるはずです。
スピッツ公式サイト：SPITZ OFFICIAL WEB SITE